佐藤智一氏推薦の「レバレッジ・マネジメント 少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略」(本田直之著)を読みました。
これはとても勉強になりました。特に印象に残ったのは、
小さい会社ほどブランディングに力をいれることで他の会社と差がつくという点です。
起業から10年で9割が消えるという現代において、ブランディングはもうちょっと成長してからとか、会社に余裕ができたら・・・ではなく、ブランディングして同業他社との差ができるからこそ成長するという考えに納得しました。
他社と同じことをやっていたら価格を下げて対抗するしかありません。マイナススパイラルの始まりです。
また、従業員に対しての、「なんでこんなこともできないんだ」は、それが出来たらみんな起業家になれるという部分に共感しました。
それぞれの得意な分野でしっかり活躍してもらい、それ以外の分野では仕組み化によってミスやストレスを減らす。
怒って治るならいくらでも怒りますが、人間は怒っても治らないからこそ、仕組み化が必要です。
そして何よりも、経営者は学びと情報収集が大事だという点が印象に残りました。
時流の変化に対応し、「追われる経営」からの脱却のためには、学びのための時間を作ることが大事です。
経営者の学びは、アウトプットして従業員の学びにもなり、一石二鳥です。
この本は経営者としての自分の行動を見直すチェックリストにもなります。
とてもおすすめの本です。